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喫煙リスクについて

…あなたの健康とあなたが愛する人々のためにタバコをやめてみませんか?

禁煙治療ポスター

現在、世界中で年間500万人もの方がタバコによる関連疾患で死亡しています。

タバコは肺がんや呼吸ができなくなる慢性閉塞性肺疾患(COPD)をはじめ、多くの治療困難な全身疾患の発症や悪化に関与しているといわれています。

さらに本人が喫煙しなくても受動喫煙により、周りの人々に重大な健康被害もたらされるといわれています。その受動喫煙による影響は10代以下の若年層でより甚大であるといわれています。

しかし、禁煙することで、COPDの肺機能の改善、肺がんリスクの低下、妊婦の禁煙による胎児の周産期死亡危険度の減少、あるいは急性冠症候群の入院件数の減少など、健康改善の報告が多数みられています。

こうした背景から神奈川県では2010年に受動喫煙防止条例が制定されました。

現在は禁煙の保険診療が、飲み薬で可能となり、気軽に禁煙に挑戦できる、またとない機会が得られています。

…あなたの健康とあなたが愛する人々のためにタバコをやめてみませんか?

タバコには多くの化学物質が含まれます。

タバコの煙に含まれる化学物質

※ 拡大図はこちらをクリックください。

  • タバコの煙には4,000種類以上の化学物質と250種類以上の毒物、 もしくは発がん性物質が含まれます。 1)2)
  • ニコチンには依存性がありますが、発がん性はありません 3)
  • 低タール/低ニコチンタバコに、健康上のベネフィットはありません 4)

喫煙はさまざまながんのリスクを高めます。

喫煙におけるがんのリスク(6府県コホート調査)

対象:
日本人男女 265,118例
方法:
コホート研究(1966~1982年)
相対危険度は、非喫煙者を1とした場合の現存喫煙者のリスク
男性
女性
部位
相対危険度
部位
相対危険度
全部位
1.65
全部位
1.32
1. 喉頭がん
32.50
1. 喉頭がん
3.29
2. 肺がん
4.45
2. 肺がん
2.34
3. 口腔・咽頭ガン
3.00
3. 膀胱がん
2.29
4. 食道がん
2.24
4. 食道がん
1.75
5. 膀胱がん
1.61
5. 肝臓がん
1.66
6. 膵臓がん
1.56
6. 子宮頸がん
1.57
7. 肝臓がん
1.50
7. 膵臓がん
1.44
8. 胃がん
1.45
8. 胆嚢胆管がん
1.32
9. 腸がん
1.27
9. 乳がん
1.28
10. 胆嚢胆管がん
1.23
10. 胃がん
1.18

Hirayama,T.:Life-style and mortality. A large-scale census-based cohort study in Japan S Karger Pub : 30. 1990〔L20070926158〕

心筋梗塞のリスクは、喫煙により2.9倍~3.6倍に高まります。

心筋梗塞と喫煙

※ 拡大図はこちらをクリックください。

対象:
日本人男性 19,782例・女性 21,500例(40~59歳)
方法:
前向きコホート調査。追跡期間11年間
非喫煙者の発症リスクを1とした場合

脳卒中死亡のリスクは、喫煙により有意に高まります。

脳卒中と喫煙

※ 拡大図はこちらをクリックください。

対象:
日本人男女 9,638例(30歳以上)
方法:
前向きコホート調査。追跡期間14年間
多変量補正(年齢、収縮期間血圧、BMI、血清総コレステロール、飲酒、糖尿病)